食の面からの光老化抑制

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食の面からの「光老化」抑制

肌老化の原因は活性酸素

紫外線を浴びると肌細胞が破壊され老化が進みます。それは、紫外線が当たったところに化学反応が起きるからです。

 

強い紫外線エネルギーは体内の酸素を活性酸素へ変化させます。従来活性酸素は体内酵素の働きで取り除かれます。長時間紫外線を浴びたり、強い刺激を受けると活性酸素の量が増え過ぎてしまいます。増えすぎた活性酸素は行き場を無くし体内にあるものと反応をはじめてしまうのです。

 

これが、しみ、シワのもとで光老化です。 DNAが傷んでしまい老化が促進されます。

 

活性酸素は肌の張りとつやの大切なタンパク質の代表コラーゲンだけではなく様々な体内組織と反応し壊していくのです。
活性酸素というのは、体内に入り込む異物(細菌、ウイルス)を除去しようと白血球が作り出すものです。つまり、それらを死滅させられる訳ですから自己細胞も死滅してしまう力があるのです。
ここが厄介なところと言えるでしょう。

 

食の面からの光老化抑制

 

活性酸素を体内で増やさないためには、もちろん紫外線を浴び過ぎないことが必要ですが諸事情でそれは完全にできる事ではありません。
ちなみに、一日に浴びてみよいとされる時間はおおよそ15分です。

 

浴びてしまったこと、入り込んだものに対抗する対策としては「食」も大切な要素になってきます。体内では活性酸素を無害化する酵素が作られます。

 

酵素を作り出す材料としてはたんぱく質を代表格に、日常と不足しがちと言われている鉄、亜鉛が含まれます。

 

このミネラル分が不足すれば体内の抗酸化能力も減ってしまいます。積極的に摂取する事で内側からも防御したいですね。





抗酸化作用が期待できる栄養素

体内の抗酸化作用のある酵素を生成する能力も20代を過ぎたあたりで徐々に下降線をたどります。
40代で約半分になってしまうと言われます。やはり20代からは食で抗酸化作用の強い食材を積極的に意識して摂取する必要が出てくるのです。

 

ビタミンCとビタミンE

ビタミンCは水溶性でビタミンEは油脂に溶けてしまいます。
ビタミンCには抗酸化作用効果がなくなったビタミンEをリフレッシュし還元する力があります。

 

ビタミンC・・・赤ピーマン、ブロッコリー、カリフラワー、芽キャベツ、イチゴ、柑橘系果物、緑黄色野菜

 

ビタミンE・・・胡麻、ピーナッツ等ナッツ類、カボチャが代表的

 

これらまとめてスーパーフードで補うというのもよいかもしれません。 

 

カロチノイド(ビタミンA)

βカロテンは体内の代謝でビタミンAとなります。ビタミンAは抗酸化作用能力が非常に高く他にも免疫力を高める効果があります。
緑黄色野菜などに多く含まれる。特に抗酸化作用が強い事で注目を集めているのはトマトに含まれるリコピンです。

 

 

ミネラル

亜鉛は細胞の再生に必要なミネラル。セレンは酸化した細胞膜を分解除去するのに活躍しします。
セレンは、ビタミンA ,C,Eと一緒に摂取するとがん予防の働きもします。
亜鉛・・・かき、レバー、牛モモ、鶏のささみ、うなぎ

 

一般的な食品添加物の中には亜鉛の吸収を妨害し排出してしまうものもあります。意図的に、積極的に亜鉛摂取をおすすめいたします。
セレン・・・小麦麦芽、卵、イワシ丸干し、シラス干し

 

 

ファイトケミカル

植物に含まれる様々な抗酸化物質の総称。香りや色素として含まれる事が多く、カロテンの仲間等もある。
有名なのはお茶に含まれるカテキン。赤ワインなどに含まれるポリフェノール。
胡麻に含まれるセサミンです。

 

植物はその場から動く事が出来ないので、成長するためにも日光が必要で紫外線を浴び続けます。そのような植物は紫外線からの自衛本能で様々な対抗物質を作り出せるようになったのです。
ただ、植物から直接摂取では含有量が微量なのでサプリメント等でなければ十分な量を摂取できないものも多く、その辺をよく知ってから摂取をする必要があります。

 

食品からの摂取はなかなか種類と量を摂取するのは大変ですが、サプリメントを補助食品と考え、毎食の食材の種類等を多くとるようにして下さい。